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平成19年度の国立劇場文楽賞及び文楽協会賞の受賞者発表

平成19年度の国立劇場文楽賞及び文楽協会賞の受賞者は、選考の結果次のように決定いたしました。

国立劇場文楽賞

  文楽大賞:桐竹勘十郎

  文楽優秀賞:吉田玉女

  文楽優秀賞:竹澤宗助

  文楽奨励賞:吉田幸助

  文楽奨励賞:豊竹睦大夫

  文楽特別賞:竹本住大夫

文楽協会賞

  大夫の部:豊竹睦大夫

  三味線の部:鶴澤清丈

  人形の部:吉田玉勢 (国立劇場文楽賞及び文楽協会賞 受賞者のお知らせ|日本芸術文化振興会)

平成19年度、1年を通して活躍された方に贈られるようです。皆様はこれからの文楽界を担っていかれる方ばかりです。

2月文楽公演詳細

2月文楽公演(公演情報 詳細|日本芸術文化振興会|2月文楽公演)

12月のチケットが発売になったばかりですが、来年の2月の文楽公演の詳細が出ました。

かつてのように、近松ばかりでなくいろんな演目で面白そうです。

12月博多座文楽公演

 博多座文楽公演(博多座)

師走の博多座の文楽公演の詳細が発表されました。

演目も、大夫さん、人形遣いさんも素晴らしいメンバーです。博多の皆さんが羨ましくなります。ご覧になりたい方は早めにチケットを取った方が良いと思います。

第1回東京ミッドタウン能狂言

様々なショップやレストラン、ホテル、美術館などの施設が集まる複合都市「東京ミッドタウン」。ここに、東西の能狂言界から魅力的な役者陣による夢の舞台が実現! 第一夜は、狂言界の名家 茂山家と野村家による夢の東西競演!!マルチな才能で多方面で活躍する野村萬斎、そして京都・茂山千五郎一門総出演!! 第二夜は、観世銕之丞家の若き当主・九世観世銕之丞、山本東次郎家の次男、則直親子が登場。能楽界トップクラスの囃子方メンバーによる能囃子の演奏も堪能頂けます。 二日間の公演を通して、東西三家の狂言が集結するのは史上初!!舞台背景にそびえる高層ビルとのコントラストがうつし出す〈夢現の世界〉。ぜひお見逃しなく!!

会場 :東京ミッドタウン ミッドタウン・ガーデン 芝生広場 (東京都)

日時:07/9/19(水)~07/9/20(木)

<9/19>茂山正邦/茂山茂/一噌幸弘/曽和尚靖/成田達志/住駒充彦/亀井広忠/茂山千五郎/茂山千三郎/茂山あきら/丸石やすし/松本薫/茂山童司/佐々木千吉/茂山千之丞/野村萬斎/石田幸雄/高野和憲

<9/20>一噌幸弘/大倉源次郎/亀井広忠/金春國和/山本則直/山本泰太郎/山本則孝/観世銕之丞/谷本健吾/長山桂三/宝生欣哉/則久英志/山本順之 ※都合により出演者等の変更がある場合がございます。予めご了承下さい。

曲目・演目:<9/19>大蔵流「三番三」/大蔵流「仁王」/和泉流「蝸牛」   <9/20>能囃子の世界「雪月花」/大蔵流狂言「二人大名」/観世流能「葵上」 .(第1回 東京ミッドタウン能狂言|e+(イープラス))

※まだ20日は空席があるようです。

『吉田玉男文楽藝話』発売

国立劇場文楽上演資料集で過去に連載した故吉田玉男師の貴重な藝談を、舞台写真を織り交ぜ、お求めやすい価格で手軽に読める新書判にて刊行しました。森西真弓氏を聞き手に迎え、厳選の名作三十二演目について収録。昭和・平成の文楽史とともに生きた玉男師が自身の藝の秘密を赤裸々に語った珠玉の一冊です。この機会にぜひご一読ください。(『吉田玉男文楽藝話』発売!! |日本芸術文化振興会)

今月の文楽公演中に発売されるようです。お求めやすいお値段ですし、大変興味深い芸談のようです。

吉田玉男写真展

昭和、平成にわたる文楽界を支え続けてきた 人間国宝・吉田玉男師

真摯な生き方と長年の修行と鍛錬によって培われた 師匠の姿を河原久雄が撮らえた作品群([object])

今月は国立小劇場で吉田玉男氏の追善がありますが、ありし日の玉男氏を偲ぶ写真展が東京、大阪で開催されます。舞台が甦るような、そんな写真に会えることと思います。

吉田玉男の思い出の品々を展示

東京・国立劇場では、9月文楽公演「吉田玉男一周忌追善『菅原伝授手習鑑』」公演期間中、ご観劇のお客様のために、吉田玉男ゆかりの品々や、数々の名演を残した舞台の写真を小劇場ロビーに展示いたします。(9月文楽公演「吉田玉男一周忌追善『菅原伝授手習鑑』」にちなみ思い出の品々を展示します|日本芸術文化振興会)

9月の文楽に行かれる方はロビーに展示された写真他をご覧下さい。

「夏休み夢舞台」横浜能楽堂

4年前の初回から毎回出演している宝生閑=写真=は、「子供たちに良いものを見せておかないと後に続かない。先人がそういう事をしてくれたから、今につながっている。こういうメンバーは子供への見せ方として理想的だと思う」と話す。(30日に横浜能楽堂「夏休み夢舞台」 人間国宝級ずらり出演 : 伝統芸能 : 舞台 : エンタメ : YOMIURI ONLINE(読売新聞))

人間国宝がずらりと揃う正に夢舞台です。子供に良いものを見せておくという考えは同感です。その時は分からなくても、大きくなって何か心に残ると思います。伝統芸能に親が積極的に連れていくのが、将来日本文化の発展に繋がると思います。

古能宴曲の研究に熱心な金春安明氏

「能楽シテ方の現存5流で最古とされる金春流八十世宗家を能楽師金春安明(55)が譲り受け、このほど継承披露の能会を開いた。宗家には室町期以前の芸能に関する資料も伝えられており、安明は研究に意欲的だ。最近、能楽に先行する「宴曲(えんぎょく)」の文献が残っていたことが分かった。「長い歴史を持つ金春流は、いにしえの芸の姿を今でもとどめているようです」と話す。

外でもできる柔軟性と、己を捨てて神にささげる気持ち。これが芸風の基なのかもしれません。芸風を変えず、能作者の心を伝えるオーディオセットのような、無心な職人でありたいです」 (asahi.com:能楽「金春流八十世宗家」が始動 能以前の古態を研究 - 演劇 - 文化・芸能)

安明氏は能の演者だけではなく、古い文献の研究にもすぐれた才能を持って居られます。

長い歴史を持つ金春流は神事としての能という色が最も鮮明に感じられます。

実演「長唄の稽古」参加者募集

7月21日の邦楽公演「三味線音楽の魅力-長唄と常磐津-」で、演奏曲目でもある「靱猿」の唄パート(部分)を題材に、舞台上で長唄の稽古を実演します。そこで、この唄の稽古への参加者を募集します。指導するのは、歌舞伎の舞台などで活躍している杵屋勝四郎さんです。稽古の体験を通じて邦楽に親しめる絶好の機会です。お見逃しなく!(7月邦楽公演“実演「長唄の稽古」”参加者募集|日本芸術文化振興会)

国立劇場の邦楽公演で、実際舞台上で長唄のお稽古を実演するようです。

歌舞伎体操「いざやかぶかん」の作曲者崇光さんが指導されるようです。この機会に興味のある方は是非、ご応募されますように。

葵太夫さんの『文楽太棹 鶴澤清治』の感想

番組が進むにつれ、客席の雰囲気もなにか開放的になり、『文楽ごのみ』はちょっと「文楽祭」のような感じがいたしました。「演奏会」から本来の「芝居」にもどった感触。清治師に続く中堅・若手の三味線10名をツレ弾きに従えての「野崎村」の段切は乗りに乗った8嶋大夫師の朗々たる語りともに、「追い出し」としてふさわしいものでした。(つねひごろ)

葵太夫さんが先日国立大劇場で行われた「文楽太棹 鶴澤清治」の会の感想を書かれています。文楽好きの方には大変貴重な会だったと思います。私も行きたかった・・・どちらかと言うと、語りより音楽的なものを好む私なので、「阿古屋」は聴いてみたかったです。どうやらテレビで取り上げてくれそうですね。

金春流安明宗家披露能

普段、めったに使用しないその面は、同流の家宝とされる白式尉。聖徳太子が打った面で、太閤秀吉の陣羽織で作った面袋と伝えられる。(東京新聞:<能楽>流儀の総力を結集 金春流 安明宗家の披露能:伝統芸能(TOKYO Web))

歌舞伎でいえば襲名披露公演ですが、お能では一回限りという贅沢さです。どんな公演か興味あって観たかったのですが、入手できませんでした。

面の話しですが、<聖徳太子が打った面で、太閤秀吉の陣羽織で作った面袋と伝えられる>とはすごいですね。本当に大切に保管されて、代々受け継がれたのでしょう。歴史の重みを感じます。

野村万作「狂言十八選」を全国で公演

「十八選」ではこうした名作を、ふさわしい場所で上演する。「和泉流254演目(曲)の中で代表的な、今の観客がおもしろいと思える演目を選びました。野外での上演もあり、自然を感じながら演じるのが楽しみです」と万作さん。 (asahi.com:野村万作、集大成の「狂言十八選」を全国で - 古典芸能 - 文化芸能)

「十八選」の中身は多分野に及び、どれも面白い演目です。国立能楽堂で十八番演じるのではなく、全国その演目にふさわしい場所で演じることに意義があると思います。すべて見たい方にはちょっと大変ですね。

住大夫三夜 ~第二夜~

住大夫三夜 ~第二夜~

5月30(水) 18時30分

■出演 竹本住大夫(浄瑠璃)、野澤錦糸(三味線)、山川静夫(対談)

■曲目 「双蝶々曲輪日記」引窓の段

お問合せ 紀尾井ホールチケットセンター ★ 03(3237)0061

全席指定 8,000円 学生優待 4,000円 3/10発売開始(紀尾井ホール//公演カレンダー・クラシック)

住太夫さんの「引窓」がじっくり聴ける素浄瑠璃の会です。山川さんとの対談では面白い芸談が楽しめますね。

3月10日前売り開始です。

住太夫の「合邦」

「後半の聴きどころは、やはり玉手の口説きでしょうか。節もすばらしいし、人形の振りもきれい。理屈抜きで耳と目で楽しんでいただきたい」と住大夫。 その後に玉手の手負いの述懐、合邦の嘆きとなるが、「ここが後半一番のヤマ場。悲劇が繰り広げられているのに、三味線は派手な節を弾きます。これが哀れさを一層誘います。作曲した人は本当にすごい。義太夫の名曲です」。(http://www.tokyo-np.co.jp/00/mei/20070203/ftu_____mei_____004.shtml)

住太夫さんが太鼓判を押す義太夫の名曲です。今回は文楽初めてとおっしゃる方にも、感動を与える舞台でしょう。これを聴いたらいっぺんに文楽ファンになってしまいます。

12月の文楽。玉女の知盛

知盛をいつも遣っていた玉男について、玉女は「師匠の知盛の足・左を三十年くらいやらせてもらいました」と思い出を話す。「義太夫がすばらしい作品。歌舞伎とは違った文楽の魅力をお伝えしたい。この役には、さまざまな型のふりがあるので、それもきれいにお見せしたい」と意気込む。(http://www.tokyo-np.co.jp/00/mei/20061118/ftu_____mei_____001.shtml)

玉女さんが亡き師匠の芸を受け継ぎ、「義経千本桜」の知盛を演じます。

山本東次郎 囃狂言「獅子」について

この曲の見どころは、舅(しゅうと)から所望された獅子の舞を聟が舞う場面。能『石橋』や『望月』の象徴的な「獅子」に比べ、狂言では写実的な型が多くあります。

若獅子が自慢げにたてがみを振り立てる「たてがみ巻き上げ」、親獅子が子の増長を戒め、谷に蹴落(けお)とす「谷落とし」、必死に這(は)い上がってくる「谷上がり」、登り切って汚れた髪を清流で洗う「髪洗」。 

親獅子が子獅子を谷底へ落とすのは、子の勇気を試すため。父は能楽界でも有名なスパルタ親父で、私や弟たちは稽古のたび、どれほど蹴落とされたか知れません。負けるものかと這い上がり、また挑戦する、その繰り返しの毎日でした。 今になって思うのは、それは必ず這い上がって来てくれると信じているからこそできたこと。親と子が深い愛情と信頼で結ばれていなければ、ただの虐待です。我が子を真に自立させるため、心を鬼にして厳しい試練を与えねばならない親こそ、より深く大きな愛情と勇気を試されているのです。(http://www.tokyo-np.co.jp/00/mei/20061007/ftu_____mei_____002.shtml)

能の「石橋」は見たことありますが、囃狂言の「獅子」というのはありません。この文を読むと長唄「連獅子」の踊りにより近い気がします。観てみたくなりました。

<親と子が深い愛情と信頼で結ばれていなければ、ただの虐待です。>

今、社会問題になっている「虐待」のことを考えると親子の信頼関係が薄くなっているのでしょう。又学校の教師は厳しく生徒に罰を与えると、すぐ訴えられてしまいます。

中学生、高校生にこの狂言を見せて欲しいですね。きっと何か心に残ると思います。

「気品と愁いの漂う菅丞相」吉田玉男さん追悼 演劇評論家・津田類

しかし、出遣いの玉男さんはどんな役を遣っても、遣い手が表情を出すことは決してなさらず、すべて人形に客の目を集中させようとなさった方だった。羽織落としの忠兵衛も、人形が遣い手の心を伝えてくれたのである。これは後輩たちが学ぶべき課題であろう。

人形遣いが表情を出してしまうと、人形が死んでしまう。人形を生かさなければいけない。これはかなり難しいことと思います。玉男さんをお手本に研究していただきたいです。

〇二年五月の国立劇場で演じた「菅原伝授」の菅丞相が忘れ難い。気品と愁いの漂う丞相の姿は、玉男さんの芸の本質を見せたもので、歌舞伎の故十三世仁左衛門と共に長く残るだろう。 (演劇評論家・津田類) (http://www.tokyo-np.co.jp/00/mei/20060930/ftu_____mei_____001.shtml)

菅丞相という役は文楽でも歌舞伎でも、誰もが出来る役ではありません。十三世仁左衛門と通じる所があるような気がします。

吉田玉男さんを悼む

55年の「曽根崎心中」復活上演で、徳兵衛に抜擢(ばってき)された時。手本はなく人形の所作を一から考えた。女の人形には通常、足がない。だが心中を誓う場面では、お初の足遣いにすそを割って足を出させ、その白い甲を徳兵衛が自分ののどに押し当て、抱きしめた。鮮烈なエロチシズムは伝説となり、徳兵衛は玉男さんの代名詞となった。 (asahi.com:気迫の中に品よい色香 文楽の顔・吉田玉男さん逝く - 文化芸能)

去年あたりから休演が続き心配していましたが、突然の訃報に胸が痛みます。「曽根崎心中」を初めて玉男・簑助で観た時より、近松は文楽に限るという持論を持ちました。

素晴らしい舞台はいつまでも心に残っています。心よりご冥福をお祈り致します。

文楽9月「仮名手本忠臣蔵」で勘十郎、玉女難役に挑む

中学生の時、一緒に公演の手伝いをしたのがきっかけで、文楽の世界に入った二人。勘十郎は吉田簑助、玉女は吉田玉男と、それぞれ人間国宝に師事し、今年で40年。国立劇場の歴史と文楽の世界での歩みが、ちょうど重なる。(勘十郎・玉女 文楽の難役に挑む : 伝統芸能 : 舞台 : エンタメ : YOMIURI ONLINE(読売新聞))

勘十郎さんと玉女さんは同い年、文楽の世界に入ったきっかけも同じ、本当に良いライバルですね。両師匠の薫陶を受け実力も充分、9月の「忠臣蔵」が楽しみです。

江戸城の謡初(うたいぞめ) 横浜能楽堂

横浜能楽堂は今年度、「江戸大名と能・狂言」と題して、6回シリーズの公演を行う。中でも興味深いのが、初回の「江戸城の謡初(うたいぞめ)」。観世流の観世清和、金春(こんぱる)流の金春安明、金剛流の金剛永謹(ひさのり)の3宗家が、「翁」を舞う「弓矢立合(たちあい)」が、その目玉だ。それに先立ち、謡だけの「小謡」や、謡と演奏だけの「居囃子(いばやし)」も行われ、江戸城広間での儀式を忠実に再現する。(3宗家「翁」競演、横浜能楽堂記念公演 : 伝統芸能 : 舞台 : エンタメ : YOMIURI ONLINE(読売新聞))

江戸時代に行われたそのままを実現するという、大変めずらしく、又貴重な催しです。三人の宗家がそれぞれ演じて、多少の違いはあるものの、ぴたっと合うというのはすごいですね。当時の江戸城にタイムスリップした気持になりそうです。

金春流に、新しい宗家誕生

能楽シテ方5流の中で最も古い金春流に、新しい宗家が生まれた。79世金春信高(86)が「高齢による家元職遂行困難」ということで、長男の金春安明(54)が80世宗家を継承した。このところ4流の宗家が50歳前後に若返り、「能楽界に清新な風が」と期待する向きもある。 ()

能楽は古いと思っていましたが、八十世とはすごいですね。

金春安明さん、ご宗家継承おめでとうございます。近頃お能に関心のある方が増えてきて喜ばしいことです。これからも素晴らしい古典芸能をご紹介頂き、又次代に伝えていって下さい。

私事ですが、娘の親友のパパなので、わが事のようにうれしいです。道でお会いしても気さくにお話下さいます。何か研究なさる学者さんのような印象ですね。

国立能楽堂で今秋より字幕スーパー導入

8、9月に劇場の座席などの改修が行われる能楽堂。新字幕システムは、それに併せて導入される。観客席の背もたれ部分の後ろに液晶の画面を取り付け、コンピューター制御で文字を流す。 「全部で4チャンネルの切り替えが可能ですが、当初は日本語と英語の字幕を流します」と能楽堂では言う。日本語では謡の詞章をそのまま流し、英語ではあらすじ、状況説明を含めて解説する。 9、10月にテストを行い、11月公演から正式導入する。その後、観客の意見を聞きながら、他のチャンネルをどう使うかを決める予定だ。(国立能楽堂で日本語字幕 : 伝統芸能 : 舞台 : エンタメ : YOMIURI ONLINE(読売新聞))

文楽や歌舞伎で字幕スーパーを入れるようになりましたが、賛否両論のようです。確かに初心者には分かり易いと思います。文字と音の両方から頭に入るので物語の理解度は増すと思います。

能楽堂の場合は舞台の上手下手ではなくて、座席の部分にコンピューターが取り付けられるようです。英語も導入とか、すごいですね。

座る座席の位置によって見づらいという欠点は解消されますが、下を見ていたら舞台に目がいきません。どちらが良いのでしょうか、秋に能楽堂に行って試してみないとわかりません。

文楽はオペラ~パリで大喝采

「魅力的でミステリアス」「人形の表情が豊か。日本文化の秘密を見た思いがする」。観客たちは口々に、その魅力を語った。「9年前、(吉田)玉男さんと『曾根崎心中』をパリで上演した時に、何度もカーテンコールを受けたことを思い出した」という簑助は、「胸がいっぱいになった」と感激していた。(簑助、9年ぶりの海外公演 : 伝統芸能 : 舞台 : エンタメ : YOMIURI ONLINE(読売新聞))

期待通り、フランスでの公演は大好評だったようです。外国で受け入れられということはうれしいことですね。文楽に歌舞伎、将来パリでは継続的に公演されるかも知れません。

国立小劇場5月公演  簑助、ひさびさ深雪役

蛍狩りで出会った宮城阿曽次郎に一目ぼれし、目を泣きつぶしても男を追い続ける娘の姿を描いた物語。「襲名の時から何度も何度もやって来たが、大夫さん次第で、その度ごとに違う深雪になる。今回の豊竹嶋大夫さんは情熱的な語りをしてくれるので遣いやすいし、楽しみ」と話す。(簑助、ひさびさ深雪役…国立小劇場5月公演 : 伝統芸能 : 舞台 : エンタメ : YOMIURI ONLINE(読売新聞))

メトロカードも今回は深雪、情熱的な愛を豊竹嶋大夫さんの語りで簑助さんが遣う。楽しみです。

文楽パリ公演 吉田簑助

人形浄瑠璃・文楽の人形遣いで人間国宝の吉田簑助さん(72)が6月、パリ公演を行うことが決まった。(パリっ子に復帰の芸…吉田簑助さんが6月公演 : ニュース : 文楽への招待 : 文化 伝統 : 人遊食 : 関西発 : YOMIURI ONLINE(読売新聞))

パリにある劇場「シテ・ドゥ・ラ・ミュージック」が企画する「日本の音と芝居」に招待された。6月9日~11日に披露する演目は、夫婦愛を描いた「壺坂観音霊験記」と、ひたむきな娘心を描く「伊達娘恋緋鹿子(こいのひがのこ)・火の見櫓(やぐら)の段」。

パリの観客にも大きな感動を与えることと思います。

五月文楽公演 「生写朝顔話・宿屋の段」

東京・国立小劇場の五月文楽公演(12~28日)で、切語り・豊竹嶋大夫が「生写朝顔話・宿屋の段」(二部、午後4時)を東京で初めて語る。時代物の豪快な語りで人気があった師匠・豊竹若大夫が好んでよく語った思い出の名曲。 大内家のお家騒動を背景に、宮城阿曽次郎(後に駒沢次郎左衛門)と深雪(後に朝顔)の恋物語がテーマ。嶋大夫は「深雪が阿曽次郎を見初めてから、すれ違いを繰り返し苦境の中にも恋人を追い求める『君の名は』にも通じる話。中でも『宿屋の段』は深雪の苦境が凝縮された哀れの極致といえる」と話す。 師匠だけでなく自分も昔から大好きで、「わかりやすい筋だからお客さまにもきっと楽しんでもらえる。『冬のソナタ』にも負けない純愛ドラマ」というわけだ。人形は阿曽次郎を吉田玉女、深雪を吉田簑助が遣う。大阪ではすでに二回の経験があるという。 「太夫の仕事は語りに徹すること」と、時代世話とも定評のある嶋大夫。「状況や人物の情愛を立体的に語り尽くさなければならない。語りにはその人の人生経験がにじみ出る。だから人生そのものが勉強。いろいろな経験をして情が語れるようになる」(http://www.tokyo-np.co.jp/00/mei/20060506/ftu_____mei_____001.shtml)

時代世話とも定評のある嶋大夫さんの語りに、人形遣い阿曽次郎を吉田玉女、深雪を吉田簑助という期待の一番です。

大阪文楽公演 六代目鶴沢燕三襲名

眼目の鶴沢燕二郎改め六代目鶴沢燕三襲名披露狂言「ひらかな盛衰記・松右衛門内より逆櫓(さかろ)の段」は変化に富み、三味線方の披露にぴったりだ。仕上がりの良さが際だつ。演奏前、豊竹咲大夫と新・燕三の座る床で後見役の竹本住大夫による口上もある。([評]文楽4月公演 : 伝統芸能 : 舞台 : エンタメ : YOMIURI ONLINE(読売新聞))

鶴沢燕二郎改め六代目鶴沢燕三襲名披露狂言は好評のようです。5月には東京で同じ狂言が見られます。太夫、人形遣いも最高の顔合わせです。

新橋演舞場「女形の夕べ 」

女形の夕べ

中村福助さん、中村芝雀さん、と亀治郎の3人によるトークショー

5月6日(土)、5月12日(金) 21:00~22:00 新橋演舞場地下2階「ラウンジ東」

会員2,500円 同伴・一般3,500円定員150名、各後援会50名まで

お問い合わせ:各後援会(亀ニュース)

亀治郎さんのHPに案内されています。若手ホープの女形が三人も顔を揃えるのはすごいことです。時間が足りなくなりそうですね。

鶴澤燕二郎改め鶴澤燕三さんのインタビュー

けいこは厳しかった。三味線用の本ではなく、文章だけをみながら手数を教え、師匠の弾くのを聴いて覚えて弾くという伝統的なやり方でみっちり仕込まれた。「口移しで、(録音)テープは、聴いたらいかんと言われました。そして昨日やったところを覚えてないと烈火のごとく怒られました。覚えてないと次へ進めないですからね。必死に覚えました。それが記憶の糸をたどる訓練にもなり、写真に撮るように脳裏に焼き付いていった感じです。教える側も相当エネルギーのいることですから、そういう状況は忘れるものではないですね」

師から厳しく教えられ、しっかり受け継いだ芸が燕三襲名の運びになったのだと思います。

国立劇場文楽養成の研修修了生の襲名は、1998年の野澤錦糸に次いで二人目。文楽は世襲ではなく実力の世界だが、一人でも反対者がいると実現しない。「だれの反対もなかった。師匠にもよく仕え、生真面目な性格がかわれている」と、襲名発表の席で住大夫さんが、燕二郎さんへの期待の大きさを話した。(鶴澤燕二郎改め鶴澤 燕三)

先輩方全員の祝福を受けて、これからも文楽の発展に大きな力を発揮して下さい。ご襲名おめでとうございます。

パルコ歌舞伎 NHKで紹介されます。

今回のパルコ歌舞伎のことで昨日NHKの取材がありました。内容は、亀治郎一人のインタビューです。

放送日明日9日(木) 首都圏ネットワーク(NHK総合) 17:10~

11日(土) こんにちはいっと6けん(NHK総合) 11:30~(亀ニュース)

亀治郎さんのところにお知らせがありました。

パルコ歌舞伎のインタビューがあったとのこと。お見逃しなく。

三越歌舞伎 配役決定

一、菅原伝授手習鑑(すがわらでんじゅてならいかがみ)車引(くるまびき)

     【配役】梅王丸  市川猿弥/桜 丸  市川春猿/時平公  坂東薪車

              松王丸  市川段治郎

二、作/近松門左衛門 監修/片岡仁左衛門

      女殺油の地獄(おんなごろしあぶらのじごく)序幕  徳庵堤の場

      ニ幕目 河内屋内  の場  三幕目 豊嶋屋油店の場

      【配役】河内屋与兵衛 中村獅童/豊嶋屋女房お吉 市川笑三郎

               芸者小菊  市川春猿./豊嶋屋七左衛門 市川段治郎

               小栗八弥  坂東薪車/兄 太兵衛 市川猿弥

               父 徳兵衛  市川寿猿/母 おさわ   坂東竹三郎(三越劇場公演の詳細)

配役が決まりました。ナイスキャスト、三兄弟の顔ぶれみると、早く見たくなります。

獅堂の与兵衛は仁左衛門の指導ということです、どんなふうに演じるかこちらも楽しみです。

芸ひとすじ 吉田簑助

昼夜続きの師弟コンビで気持ちよさそうに遣い、足早に楽屋に引き上げてきた。(http://www.tokyo-np.co.jp/00/mei/20060225/ftu_____mei_____004.shtml)

父親も人形遣いで、ほかの人生は想像もつかない。「来世も人形遣いになりたいと思えることは…幸せなんでしょうね」

「時雨の炬燵」おさんの出、のれんを開けて出てくるのですが、歌舞伎の人気役者がのれんから顔を見せて「○○屋!」と大向こうが掛かるような、そんな「間」で美しいおさんがあらわれました。人形とは思えませんでした。勘十郎の治兵衛とイキもあって、良い舞台でした。

二月文楽公演(国立小劇場) 劇評

住大夫語り切々 胸を打つ

 住大夫の文化功労者顕彰記念の演目である第三部「天網島時雨炬燵(てんのあみじましぐれのこたつ)」を中心とした三部制公演。 

その第三部はまず「北新地河庄」。伊達大夫・宗助の導入部が色里の情緒を漂わせて出色。住大夫・錦糸の切場は、弟の身を案じる兄孫右衛門の切々とした語りが胸を打つ完成品だが、未練の情を残す恋慕の甘さが欲しい。

 続く「天満紙屋内(てんまかみやうち)」は、前半を嶋大夫・清介が夫婦の語らいを老練に描き、後半は千歳大夫・清治が勢いを持って破局に至らしめる。ただし、おさんのクドキからの開幕は説明不足で不親切。 

終幕は掛合の「道行名残(なごり)の橋尽し」の心中場面。 勘十郎=写真右=の治兵衛、玉女の孫右衛門、和生の小春と瑞々(みずみず)しい人形が並び、簑助=同左=のおさんが格の違いを見せるのが印象的。([評]二月文楽公演(国立小劇場) : 伝統芸能 : 舞台 : エンタメ : YOMIURI ONLINE(読売新聞))

 住大夫の文化功労者顕彰記念と題しての演目だけに、聞き応えあります。人形も素晴らしいですから、文楽の魅力満点です。

2月文楽公演吉田玉男休演

2月文楽公演 第2部(2時開演)『曽根崎心中』手代徳兵衛役で出演を予定しておりました人間国宝で文化功労者の吉田玉男が、体調不良のため休演することとなりましたのでお知らせいたします。  代演は桐竹勘十郎が勤めます。(2月文楽公演 吉田玉男休演のお知らせ|日本芸術文化振興会)

吉田玉男さんが今月も休演とのこと、心配ですね。

竹本住大夫の顕彰記念公演2月文楽

昨秋に現役太夫で初の文化功労者に選ばれた人間国宝・竹本住大夫の顕彰記念公演となる。住大夫は第三部(午後5時開演)で「天(てんの)網島時雨炬燵(あみじま しぐれのこたつ)」北新地河庄の段の切を、野澤錦糸の三味線で語る。()

 「河庄は私が豊竹古住大夫の時分から語らせていただいているもので、竹本越路大夫兄さんに何度もけいこをつけてもらった」という住大夫なじみの演目。「なんといっても孫右衛門(治兵衛の兄)の“情”の浄瑠璃」といい、そこが聞きどころか。

<「なんといっても孫右衛門(治兵衛の兄)の“情”の浄瑠璃」>

住太夫さんの情ある語りに心打たれます。文楽はまだという方でも必ず感動できると思いますので、是非2月の文楽第3部にお出かけ下さい。

国立小劇場5月文楽 詳細発表

<第一部>11時

寿柱立万歳(ことぶきはしらだてまんざい)

鶴澤燕二郎改め六世鶴澤燕三襲名披露

ひらかな盛衰記(ひらがなせいすいき)文耕堂・三好松洛・浅田可啓・竹田小出雲・竹田出雲=作      松右衛門内より逆櫓の段     

艶容女舞衣(はですがたおんなまいぎぬ) 竹本三郎兵衛・豊竹応律・八民平七=作        上塩町酒屋の段     

契情倭荘子(けいせいやまとそうし)     蝶の道行

<第二部>16時

義経千本桜(よしつねせんぼんざくら) 竹田出雲・三好松洛・並木千柳=作   

 椎の木の段     小金吾討死の段     すしやの段     

生写朝顔話(しょううつしあさがおばなし) 山田案山子=作     明石浦船別れの段     宿屋の段     大井川の段    

竹本 住大夫  鶴澤 寛治  吉田 玉男   吉田 簑助  吉田 文雀  ほか(公演情報 詳細|日本芸術文化振興会)

鶴澤燕二郎改め六世鶴澤燕三襲名披露公演ということで顔ぶれ豪華ですね。

演目はバラエティに富んでいて楽しめそうです。

吉田玉男休演のお知らせ

国立文楽劇場 文楽 初春公演(平成18年1月3日~25日)の『妹背山婦女庭訓』求馬実は藤原淡海役で出演予定の人間国宝で文化功労者の吉田玉男が、体調不良のため休演いたしております。(大阪・国立文楽劇場 文楽 初春公演 吉田玉男ほか休演のお知らせ|日本芸術文化振興会)

2月の国立小劇場も休演なさるようです。玉男・簑助コンビが観られないのは残念です。

12月文楽公演

文楽 国立小劇場 12月公演三業の中堅・若手著しく成長(http://www.tokyo-np.co.jp/00/mei/20051217/ftu_____mei_____004.shtml)

若手が力を付けてきたとの評価です。これから益々修行され、世界遺産文楽の発展に繋がることと期待します。

文楽人形

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「熊谷陣屋」を観てきました。先月歌舞伎座で同じ出し物を上演したばかりですので、歌舞伎との違いがよく分かり面白かったです。