菊五郎「加賀鳶」の二役演じる
幕末の名作者・河竹黙阿弥が五世菊五郎にあてて書き下ろした世話狂言で、音羽屋の家の芸だが、なぜか当代には縁がなかった。「今回はこれまで通りの筋立てで演じますが、次回はめったに出ない死神の役も付け、全部通して演じてみます」と意気込む(東京新聞:<歌舞伎>歌舞伎座5月公演『加賀鳶』で2役 尾上菊五郎 縁薄かった家芸 全編継承に意欲:伝統芸能(TOKYO Web))
「加賀鳶」と言えば、松緑・多賀之丞コンビを思い出します。しかし、若かったので本編の面白さは、あまり分からず、勢揃いの場のカッコ良さが印象的でした。
当代が初役は意外のように思いますが、彼は品の良い、綺麗な役のラインを歩いていたので、道玄は向かなかったのでしょうね。昨今は汚い役も愛嬌よく演じ、芸域を広げています。今回は音羽屋のお家芸をたっぷり味合わせてくれることでしょう。今度は通しで演じてみたいと意気込みも相当です。時蔵とのコンビも意気が合って良いでしょう。

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