河村常雄の劇場見聞録~「風林火山」
もう一つは筆者だけ感じたことかもしれないが、二つの芸質が浮かび上がったこと。父や妻との確執に苦しみながら覇権を目指す若き武将の情熱を高らかに歌い上げる信玄(晴信)では伯父の猿之助に、声を落とし策をめぐらす勘助では父親の段四郎にそっくりなのだ。 猿之助と段四郎の双面。そこに、猿之助の颯爽明快なせりふと情熱があり、段四郎の歌舞伎味がある。亀治郎の可能性を一挙に開示した。これが最大の成功に思える。(河村常雄の劇場見聞録 : エンタメ : YOMIURI ONLINE(読売新聞))
テレビで1年演じた信玄と、もう一役勘助との二役を演じた亀治郎は、叔父と父の双面だと言っています。亀治郎の魅力はこの辺がカギでしょう。
亀治郎のインタビューも合わせてお読み下さい。

叔父猿之助の台詞の爽快明快なせりふと情熱、父段四郎の歌舞伎味を合わせもった双面というのは、まさに言いえて妙ですね。
最近亀治郎さんを見ていて、猿之助さんの口跡そっくりと思うことがしばしばですけど、なにをやってもちゃんと歌舞伎になるのはお父さんを思わせます。
意欲と熱意に満ちた亀治郎さんから目がはなせませんが、やはり亀治郎さんは舞台の上で輝く人、そして女形を演じ続けて欲しいなと願う私です。
投稿: yuki | 2008年4月18日 (金) 09:19
亀治郎さんは立ち役と女形両方演じますね。先日蜷川さんとの対談の時、どちらがやりたいですか?との質問で、需要と供給の問題で同世代では菊之助君しかいないので、女形の役が廻ってくるのだ。と説明していました。女形も好きだし、歌舞伎独特だからやりがいがあるとも言ってました。魅力的な役ならどちらでも挑戦するのでしょう。
投稿: さちぎく | 2008年4月20日 (日) 23:20