「元禄忠臣蔵」第一部 三日目観劇
開場40周年記念公演として、今回この演目を選んだことに意義を感じます。
現在活躍の役者さん達は歌舞伎の将来に危機感を持っていて、何か新しいことをしなければ、現代のお客さんにも分かりやすいお芝居を、と皆さん考えています。その前向きな姿勢が感じられ、最近の舞台は活気を呈し毎月目が離せません。
しかし、あまりにも観客を意識しすぎて、上っ面の面白さに頼っているようなきがします。
今回、真山青果の「元禄忠臣蔵」を見ると、これが求めているものなんだ、と気が付きました。青果の戯曲は史実を踏まえ、骨格もくっきりと描かれ、人物の性格も対位的に書かれています。そしてセリフが長いことも特長です。
三日目ということで、数人の役者さんはまだ完璧に入っていませんでしたが、長セリフの応酬は目が覚めるように鮮やかで、思わず引き込まれてしまいます。
私の頭の中では「仮名手本忠臣蔵」が基盤にありますので、史実はこうであったのか、この人は歌舞伎のあの役名の人のことか、等思いめぐらすのも面白かったです。
配役についても今月は適材適所、主演の大石の播磨屋はもちろん上々の出来、梅玉の浅野内匠頭、富十郎の井関徳兵衛、も良し、しかし何と言っても今月のキーパーソンは多門伝八郎・堀部安兵衛の二役を演じている歌昇です。
国立劇場でなければ出来ない企画、しかも3ヶ月にわたる通し上演、久々に見る硬派のお芝居、歌舞伎座は行ったことあるけど国立は・・・と思っていらっしゃる方、是非是非、見に行って頂きたいです。今回見逃すと数十年見られないと思います。

こんにちは。
月曜日、明日 見に行きます。
ケッコウ早い時期にチケットを取ったので、どおかしらっと思っていたのですけれど ちらほら、あちらこちらの感想を見ますと どこも‘かなり良かった‘と書いてあります。
どうも、泣ける舞台の様なので 準備してシッカリ見たいと思っております。
投稿: しゅう | 2006年10月 8日 (日) 16:13
さちぎくさん
先日はお話できて楽しかった~♪です。私は今月の「元禄忠臣蔵」は初めて・・・です。
「仮名手本」がどちらかと言えば傍系(おかる・勘平や本蔵一家)をメインに描いているのに対して「元禄」は大石を中心とした赤穂の浪人達の物語。古典の「仮名手本」とは趣が全く異なりますね。
目の覚めるような台詞の応酬は久方振りの「硬派」の歌舞伎で来月以降もとても楽しみ・・ですね。
歌昇さん、良かった!!ですよね!
投稿: 饅頭娘 | 2006年10月 8日 (日) 22:47
饅頭娘さん、三日目の会のお陰でご一緒できてうれしいです。
少々セリフが入っていなくて流れがスムーズでなかったけど、全体には良かったと思います。男のドラマ、いつもと違う切り口での人物描写、たまにはこういうお芝居も見たいものです。
しゅうさん、こんにちは。本がしっかりしているから運びに無理がない。七五調ではなくてもセリフが心地よく耳に入ります。感想お聞かせ下さいね。
投稿: さちぎく | 2006年10月 9日 (月) 14:23
こんばんは。
見てきました。
ヘビーですね。
ですけれど、少しも時間が長いと感じませんでした。
社会派の映画を見ているような感じで 今、現在に重ねて十分な舞台です。
やはり、元の本が良いのでしょね。
それと吉右衛門さんはもちろんですが 周りの方がすばらしいです。
投稿: しゅう | 2006年10月10日 (火) 00:28
しゅうさん、こんにちは。ご感想有り難うございます。
本当に主役だけでなく周りの人たちが生き生きしていますね。
もう一度見に行くことにしました。
投稿: さちぎく | 2006年10月11日 (水) 00:34