芸術祭十月大歌舞伎 劇評
今月、キラリと光ったのは、昼の部「葛の葉」の魁春。安倍保名に助けられたキツネが、美しい女性・葛の葉に化け、妻となり子までなす。そして、別れの時がくる。 魁春は「子別れ」で泣かせる。控え目な芸風が、人間でない引け目を巧まずして表現している。4月の「井伊大老」の側室お静の方と同様、独特の存在感で見せている。([評]芸術祭十月大歌舞伎(歌舞伎座) : 伝統芸能 : 舞台 : エンタメ : YOMIURI ONLINE(読売新聞))
このところ上昇中の魁春さん、控えめだけでなく彼独自の芸域を確立してきていると思います。

鮮烈な海老蔵さん、菊之助さんの五郎十郎や、仁左衛門さんの勘平ほどパッとめだつわけではないけれど、魁春さんの儚げな葛の葉、似あっていると思いました。
ただ書が上手いともっといいのにと思うのは、ないものねだりなんでしょうか。
上手くてあたりまえの昔の人とちがって、現代では難しいのかもしれませんね。
魁春さんの「卅三間堂棟由来」も今度はぜひ歌舞伎座で見てみたいな~。
投稿: yuki | 2006年10月19日 (木) 09:33
yukiさん、魁春さんの葛の葉は彼の持ち役になるかもしれませんね。
私はやっと明後日「葛の葉」と五郎ちゃんに対面がかなうんですよ。長かったなぁ、やはり前半に見て、良かったら又見るというのがベストですね。
投稿: さちぎく | 2006年10月20日 (金) 01:15