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四月大歌舞伎劇評 小玉祥子

六世歌右衛門五年祭にゆかりの狂言がそろった。昼の最初が北條秀司作「狐(きつね)と笛吹き」。笛の名手、春方(梅玉)と亡き妻に化けた狐のともね(福助)の恋。夢物語を成立させたのは、梅玉の清潔さと福助のかれんさ。人と契れば、死ぬと教えられたともねが、怖さにおびえながら、春方への思いにまどう。細やかな感情を福助が巧みに表現した。梅玉の、自らも死を決意しての花道の入りが、美しく切ない。(MSN-Mainichi INTERACTIVE 歌舞伎)

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