こんぴら歌舞伎 花の雨
「花の雨、濡れに曲輪の暁に~」巳太郎さんの三味線にのって、花道より海老蔵の不破伴左衛門が、そして仮花道より三津五郎の名古屋山三が出てきます。ご存知「鞘当」の華やかな仲之町の場です。金丸座の桜は満開ですが、小屋の中は花吹雪!さくらの花びらが散ってきます。なんて素敵なんでしょう。
初代團十郎より、不破は市川家の家の芸です。成田屋の御曹司が力強く務めます。
不破「遠からん者は音羽屋に聞け、近くは寄って目にも三升の寛かつ出立、今流行の 白柄組、通い曲輪の大門を、這入れば忽ち極楽浄土、虚空に花の舞いわたり、」
山三「歌舞の菩薩の君達が妙なるみ声音楽は、まことに天女天下り、花降りかかる仲之町、色に色あるその中へ、ごろつき組かいかずちの、」
不破「これを知らずや稲妻の、はじまり見たか不破の関、せきにせかれて目せき笠、ふられて帰るか雨に鳥、」
山三「濡るる心の唐傘に。塒かそうよ濡れ燕、濡れにぞ濡れし彼の君と、」
不破「くらべ牡丹の風俗は、」
山三「下谷、上野の山かつら、」
不破「西に富士が嶺、」
山三「北には筑波、」
不破「思い競べん、」
両人「伊達小袖。」
七語調の渡りセリフが耳に心地よく入ります。とりわけ海老蔵の低音はお腹に響きます。このお芝居には理屈はいりません。とにかく華やかな仲之町の真ん中に私たちも紛れ込んで、舞台と一体になって楽しみます。この醍醐味は大劇場では味わえません。金丸座ならではのことです。「あ~あぁ、楽しかったなぁ、」

さちぎく様 おはようございます.
こんぴら歌舞伎,いらしたんですね~.
私は23日,1,2部通しです.苦労して切符入手でき,
足(23日朝発),宿(23日夜泊)すべて準備完了しました.
1部は町役場,キャンセル待ちで入手,席も決まっていますが,
2部はJTBまかせ,良い席を得る何かアドヴァイスがありましたら,お教えくださいませ.
他に何か,こんぴらで是非にというお勧めがありましたら….
初めての金丸座,わくわくしてます.
ましてや,成田屋ですもの.
渡り科白,本当にうっとりしますよね~.
投稿: 六団 | 2006年4月14日 (金) 09:03
六団さん、こんにちは。
私は9日に通しで行って来ました。さくらが満開でお天気も良くて最高でした。
朝は10時開場で、すでに並んでいます。升席は一升5人で座ります。5人の位置は決められていません。前2人後ろ3人で、後方は板に腰がちょっと寄りかかれて
楽です。好きな場所を確保できるので早く行ったほうがよろしいかと。でも電車の都合で時間ギリギリなら仕方ありませんね。琴平駅から徒歩20分みたほうが良いですね。お弁当は買っていったほうが良いと思います。JTBはお弁当付きかしら?18:10終演ですから終わってからゆっくり、讃岐うどんを召し上がるのも良いかと思います。
歌舞伎座なら通うところ・・・ずっぽりと雰囲気につかってきて下さい。
投稿: さちぎく | 2006年4月14日 (金) 13:33
「花の雨」だから桜吹雪だったんですね。
スーパー歌舞伎の「三国志」でも客席に盛大に花吹雪が散っていましたが、こんぴらではハラハラと散る桜に風情があってとても素敵でした。
よく読むとちゃんと筋の通った渡りゼリフで私はすっかり勘違いしていました。"^_^"
「音羽屋に聞け」ということは初演の山三は菊五郎でしたか。
こういう楽屋オチも歌舞伎の楽しいところですね。
投稿: yuki | 2006年4月19日 (水) 09:17
yukiさん、こんにちは
渡りセリフって耳には心地よく聞こえますが、意味はというと難しいですね。活字を読むと頭が整理されて、すっきりします。
さくらの花びらは大小、濃淡と随分凝っていましたね。サービス満点です。
投稿: さちぎく | 2006年4月19日 (水) 13:18