福助 気ままに語る
静はとても悲しい運命の女性で、この道行も恋人同士ではない、主従関係の旅です。静は我が君(義経)を想い、忠信は初音の鼓を守っているという本当に数奇な道行ですが、そこに何ともいえない遠慮の気持ち、ひいては人間と狐の何ともいえない悲哀があります。その悲劇に吉野の満開の桜が華やかに映えて、「弥生は雛の妹背仲、女雛男雛と並べて置いて~」と二人で並ぶところは、清元のとても素敵なところです。物語も、平家の悪七兵衛景清と三保谷四郎との錣引きの武勇伝などはっきりわかると、もっと面白いですよ。(福助 気ままに語る)
先月の「陣門・組打」に対してコメントしています。解釈はいろいろとれる訳ですから、いつもと全く同じの必要はないと思います。あとは好みの問題でしょう。
「吉野山」全山桜の山の中、この時期にふさわしい演目ですね。2月もそうでしたので歌舞伎座さん考えてくれたのでしょうか。
福助の静は品良く美しく、きっと良いでしょう。女雛男雛といえば明日は桃の節句ですね。舞台でお雛様代用出来ますよ。

コメント