渡辺保の劇評2月歌舞伎座
菊吉の世話物二本(2006年2月歌舞伎座)
二月の歌舞伎座は、菊五郎と吉右衛門二人の世話物が見ものである。すなわち 昼の「湯殿の長兵衛」、夜の「人情噺小判一両」である。
菊五郎の安七が序幕で暗い過去をもちながら善意に生きる笊屋を見せた後、幕 切れに吉右衛門の水戸家の家臣浅尾申三郎がスーッと下手から出る。その「笊屋、 参れよ」というたった一言で舞台がグッと締まったところへ、菊五郎が「ヘイ」 と肩にかついだ笊の荷をかつぎかえるのが析のカシラ。これが世話物の面白さ。
私も”この析のカシラに小気味良さを感じました。こういう所がたまらなく好きなのです。
昼の部は今週末の予定ですが、渡辺保さんの評を読まなくても吉@長兵衛・菊@水野の対決が一番であろうと想像できます。
この二人でもっといろいろの演目が見たいと思った。
同感!同感!5月が團菊なら、2月は菊吉、これ名案ではありませんか。

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