上村以和於の劇評 サンシャイン劇場の『獅子を飼う』
サンシャイン劇場の『獅子を飼う』を見た。兵庫県立芸術文化センターの主催で、初演以来あの阪神淡路大震災を間にはさんで14年ぶりの上演である。 たしかにこれはよく出来た劇である。秀吉と利休の対立葛藤のドラマは多くの近代作家が関心を示してきたテーマだが、この作のユニークさは秀吉を成り上がりの権力亡者ではなく、権力文化人として捕らえたところにある。文化行政者と文化マネージャーの違いはあっても、文化人であるふたりは互いがよく見え、互いの中に自分を見出し、互いに自分を見抜かれてしまう怖れを抱く。他を絶した最大の理解者同士ほど、互いにとっていまいましい存在はない。(演劇評論家 上村以和於オフィシャルサイト)
三津五郎の秀吉が素晴らしいとのこと。

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